大阪府堺市東区には人口85,043人(2020年国勢調査)が住んでいます。
大阪府堺市東区の2015~2020年における人口増減率は-0.17%と微減傾向です。
また大阪府堺市東区の高齢化率は30.20%と、約3人に1人近くが65才以上の高齢者という地域です。
そんな大阪府堺市東区の医療施設数を調べてみると、病院が2施設(社会医療法人頌徳会 日野病院:199病床、医療法人紀陽会 田仲北野田病院:100病床)あることがわかりました。
また、一般診療所数は66施設あることがわかりました。
次に、医療機関数を人口対比でチェックしてみましょう。
すると、病院数は全国平均値よりもかなり少ないことがわかりました。
一方で、診療所は ともに全国平均値よりも多いことがわかりました。
詳細データをチェックしてみると、大阪府堺市東区の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.49に比べ2.35と、約3分の1近いことがわかりました。
しかし一般診療所数を人口10万人あたりで換算すると、全国平均値69.75に対して77.61 と、約8ポイント高いことがわかりました。(参照元:2021年11月現在の地域内医療機関情報の集計値/人口10万人あたりは、2020年国勢調査総人口で計算)
次に、医療従事者数についても調べてみたいと思います。
大阪府堺市東区に常勤している医師在籍数を調べてみると、常勤医師在籍数は98名でした。(2021年11月現在の地域内医療機関情報の集計値)
この常勤在籍医師数を人口10万人あたりで換算してみると、全国平均医師数250.83人と比べて115.24人と、全国平均値の半分以下であることがわかりました。
つまり、大阪府堺市東区の常勤医師数は、全国平均に比べて医師不足が厳しいエリアといえます。
そのため、他の地域に比べると、常勤医師数の転職時の条件交渉は有利になる可能性が高いと言えるでしょう。
次に、大阪府堺市東区の20年後、30年後の医療ニーズの変化についてご紹介します。
どのように変化するのかチェックしておくことで、長期的なキャリアパス考えるヒントが見つかります。
ここでは医師募集傾向の今後の変化を把握するために、大阪府堺市東区の2020年医療需要の実績を100とした場合の需要変動をご紹介します。
調べると、2025年予測では99、2030年は98、2035年は95、2040年では94、2045年予測では94と、2020年に比べて微減する予想が出ています。
つまり、大阪府堺市東区の医療現場での常勤医師募集ニーズは、現状維持、もしくは減少する可能性が高いと言えるでしょう。
次に、介護現場における医師募集ニーズの将来推移についてもチェックしてみましょう。
ここでは「介護需要データ」をもとに医師募集ニーズを予想しました。
2020年実績を100とした場合のデータをご紹介します。
すると2025年予測では107、2030年は108、2035年は102、2040年では100、2045年予測では104と、2045年までに4%増加することがわかります。
つまり、大阪府堺市東区の介護現場での常勤医師募集ニーズは、現状よりもやや増加する可能性が高いと言えるでしょう。
このように、転職時期や転職先の施設分類によって、医師の需要に変化が出てきます。
転職しようと検討中の医師の皆さんは、給与や休みなどの条件面とともに別の視点からも転職情報をチェックされてみることをおすすめします。