大阪府堺市西区には人口135,375人(2020年国勢調査)が住んでいます。
大阪府堺市西区の2015~2020年における人口増減率は-0.27%と微減傾向です。
また大阪府堺市西区の高齢化率は26.30%と、約4人に1人近くが65才以上の高齢者が住んでいる地域です。
そんな大阪府堺市西区の医療施設数を調べてみると、病院が6施設(堺市立総合医療センター:487病床、社会医療法人ペガサス 馬場記念病院:300病床、ベルピアノ病院:192病床、社会医療法人ペガサス ペガサスリハビリテーション病院:150病床、医療法人 達瑛会 鳳胃腸病院:44病床、医療法人大泉会 大仙病院:30病床)あることがわかりました。
また、一般診療所数は117施設あることがわかりました。
次に、医療機関数を人口対比でチェックしてみましょう。
すると、病院数は全国平均値よりも少ないことがわかりました。
一方で診療所は 全国平均値よりも多いことがわかりました。
具体的なデータをチェックしてみましょう。
大阪府堺市西区の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.49に比べ4.43と、約2ポイント少ないことがわかります。
一方、一般診療所数を人口10万人あたりで換算すると、全国平均値69.75に対して86.43と、約17ポイント高いことがわかりました。(参照元:2021年11月現在の地域内医療機関情報の集計値/人口10万人あたりは、2020年国勢調査総人口で計算)
次に、医療従事者数についてご紹介したいと思います。
大阪府堺市西区に常勤している医師在籍数を調べてみると、常勤医師在籍数は459名でした。(2021年11月現在の地域内医療機関情報の集計値)
この常勤在籍医師数を人口10万人あたりで換算してみると、全国平均医師数250.83人と比べて339.06人と、全国平均値に比べて約89ポイント高いことがわかりました。
つまり、大阪府堺市西区の常勤医師数は、全国平均に比べて医師不足感は薄い可能性が高いといえるでしょう。
そのため、他の地域に比べると、常勤医師数の転職時の条件交渉はやや不利になる可能性が高いと言えます。
次に、大阪府堺市西区の20年後、30年後の医療ニーズの変化についてご紹介します。
今後、どのような変化が予想されているのかチェックすることで、長期的なキャリアパスの参考になります。
ここでは医師募集傾向の今後の変化を把握するために、大阪府堺市西区の2020年医療需要の実績を100とした場合の需要変動をご紹介します。
すると、2025年予測では107、2030年は105、2035年は102、2040年では102、2045年予測では101と、2020年に比べてあまり変化がない予想が出ています。
つまり、大阪府堺市西区の医療現場での常勤医師募集ニーズは、現状維持する可能性が高いと言えます。
次に、介護現場における医師募集ニーズの将来推移についてもチェックしてみました。
ここでは「介護需要データ」をもとに医師募集ニーズを予想しており、2020年実績を100とした場合のデータをご紹介します。
すると2025年予測では125、2030年は126、2035年は119、2040年では117、2045年予測では121と、2045年までに21%増加することがわかりました。
これらのデータから、大阪府堺市西区の介護現場での常勤医師募集ニーズは、現状よりも増加する可能性が高いと言えます。
転職を検討中の医師の方々は、給与や休みなどの条件面とともに、転職時期や転職先の施設分類によっての医師需要についてもチェックされてみてはいかがでしょうか。
そうすることで、長期スパンでの転職を俯瞰的にチェックすることができるようになります。