大阪府堺市堺区には人口148,682人(2020年国勢調査)が住んでいます。
大阪府堺市堺区の2015~2020年における人口増減率は0.32%と微増傾向です。
また大阪府堺市堺区の高齢化率は26.90%と、約4人に1人以上が65才以上の高齢者という地域となっています。
そんな大阪府堺市堺区の医療施設数を調べてみると、病院が10施設(公益財団法人 浅香山病院:1003病床、耳原総合病院:386病床、社会医療法人清恵会 清恵会病院:336病床、社会医療法人清恵会 清恵会三宝病院:240病床、医療法人サヂカム会 三国丘病院:144病床、医療法人いずみ会 阪堺病院:140病床、医療法人朝日会 朝日会病院:96病床、医療法人慈友会 堺山口病院:60病床、堺市立重症心身障害者(児)支援センター:60病床、医療法人淳康会 堺近森病院:47病床)あることがわかりました。
また、一般診療所数は160施設あることがわかりました。
次に、医療機関数を人口対比でチェックしてみと、病院数/診療所ともに全国平均値よりも多いことがわかりました。
具体的なデータをご紹介しましょう。
大阪府堺市堺区の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.49に比べ6.73と、約0.3ポイント高くなっていることがわかりました。
次に一般診療所数を人口10万人あたりで換算すると、全国平均値69.75に対して107.61と、約37ポイント高いことがわかりました。(参照元:2021年11月現在の地域内医療機関情報の集計値/人口10万人あたりは、2020年国勢調査総人口で計算)
次に、医療従事者数についても調べてみたいと思います。
大阪府堺市堺区に常勤している医師在籍数を調べてみると、常勤医師在籍数は 467名でした。(2021年11月現在の地域内医療機関情報の集計値)
この常勤在籍医師数を人口10万人あたりで換算してみると、全国平均医師数250.83人と比べて314.09 人と、全国平均値の約64ポイント高いことがわかりました。
つまり、大阪府堺市堺区の常勤医師数は、全国平均に比べて多く、常勤医師数の転職時の条件交渉時は、不足している他の地域に比べてやや不利になる可能性が高いと言えます。
次に、大阪府堺市堺区の20年後、30年後の医療ニーズの変化はどのように変化するのかチェックしたいと思います。
ここでは、医師募集傾向の今後の変化を把握するために、大阪府堺市堺区の2020年医療需要の実績を100とした場合の需要変動を調べてみました。
すると、2025年予測では106、2030年は105、2035年は102、2040年では101、2045年予測では100と、2045年までに2020年に比べて増減なしという予想であることがわかりました。
つまり、大阪府堺市堺区の医療現場での常勤医師募集ニーズは、現状維持の可能性が高いと言えるでしょう。
では次に、介護現場における医師募集ニーズの将来推移についてもチェックしてみましょう。
ここでは「介護需要データ」をもとに医師募集ニーズを予想しました。2020年実績を100とした場合、2025年予測では122、2030年は123、2035年は116、2040年では114、2045年予測では118と、2045年までに18%増加することがわかります。
つまり、大阪府堺市堺区の介護現場での常勤医師募集ニーズは、現状よりも増加する可能性が高いことを示しています。