和歌山県「有田市」の医師求人特集（生活＆医療情報）

有田市は、面積36.83 km²の地域で、和歌山県の中部に位置します。

有田市役場から和歌山市役所までのアクセスは、車の場合「国道42号」経由で48分(26.3km)でいくことができます。
電車の場合、「有田市役所〜徒歩(8 分)箕島駅〜和歌山駅〜徒歩(2 分)〜ＪＲ和歌山駅〜市役所前〜徒歩(1 分)和歌山市役所」で56分で行くことができます。

有田市を代表する人気スポットは、「須佐神社（有田市千田）」や「地ノ島キャンプ場（有田市初島町浜）」や「くまの古道歴史民俗資料館（有田市糸我町中番）」などがあります。

和歌山県有田市には人口26,538人（2020年国勢調査）が住んでいます。
和歌山県有田市の2015～2020年における人口増減率は-6.79％となっています。
有田市を含む有田医療圏に位置する地域と人口増減率を比べると、湯浅町は-8.84%、広川町は-6.13％、有田川町では-4.18％となっており、有田市の人口減少率は周辺地域に比べて平均的であることがわかります。
しかし、全国の人口増減率である-0.75%と比べると、有田市は人口減少率が非常に高い地域だといえます。
次に和歌山県有田市の高齢化率を調べてみると、34.90％でした。
このデータから有田市に住む約3分の１以上の方が65才以上の高齢者であることがわかります。

では次に、和歌山県有田市の医療施設数をご紹介します。
調べてみると、病院が2施設（有田市立病院:157病床、桜ヶ丘病院:99病床）、一般診療所数は23施設あることがわかりました。
医療機関の絶対数だけをみると少ないように感じる有田市の医療機関数ですが、人口対比で換算した場合はどのようになっているのでしょうか。
そこで、有田市の医療機関数を人口対比で調べたデータをチェックすると、和歌山県有田市の病院・一般診療所ともに全国平均値より高い傾向だということがわかりました。
具体的な数値をご紹介します。
まず和歌山県有田市の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.46に比べ7.54と約1ポイント高い状況でした。

次に一般診療所数を人口10万人あたりで換算した数字をチェックすると、全国平均値69.98に対して86.67 と約17ポイント高いことがわかりました。（参照元：2022年11月現在の地域内医療機関情報の集計値（人口10万人あたりは、2020年国勢調査総人口で計算））
では、この地域で働く医療従事者数はどのような状況なのでしょうか。
医療従事者数をチェックしてみると、和歌山県有田市に常勤している常勤医師在籍数は58名でした。
この常勤在籍医師数を人口10万人あたりで換算してみると、全国平均医師数253.67人と比べて218.55人と、全国平均値に比べ約35ポイント低い数値でした。
この結果から、和歌山県有田市の常勤医師数は全国平均に比べて不足気味であることが予想できます。
翻ると、有田市は、他の地域に比べて医師の募集ニーズは高い可能性があります。
つまり、転職の際に行う条件交渉は医療機関より医師にとって優位に進めらる可能性が高いでしょう。

しかし、今後数十年後も医師のニーズが現状を維持するとは限りません。
そこで、和歌山県有田市の数十年後の医療ニーズの変化についてご紹介します。
ここでは医師募集傾向の今後の変化を把握するために、和歌山県有田市の2020年医療需要の実績を100とした場合の需要変動をご紹介します。
データを確認すると、2025年予測では97、2030年は92、2035年は86、2040年では80、2045年予測では74と、2020年に比べて約半分まで減少する予想がでています。
これらの数値から和歌山県有田市の医療ニーズは現状より約26％減少することが予想されます。
結果的に、医師の募集ニーズも現状より急激に減少する可能性が高いと言えます。
そのため、今後長く働かれる医師の転職先として、有田市は不向きな地域と言えます。

では次に、介護現場における医師募集ニーズの将来推移についてもチェックしてみましょう。
ここでは「介護需要データ」をもとに医師募集ニーズを予想しており、2020年実績を100とした場合のデータをご紹介します。
すると2025年予測では107、2030年は107、2035年は101、2040年では96、2045年予測では91と、2020年に比べて約9ポイント減少する予想がでています。
これらの数値から和歌山県有田市の介護ニーズは現状より減ることから、介護領域の医師の募集ニーズは現状より減少することが予想されます。