和歌山県「串本町」の医師求人特集(生活&医療情報)

串本町の生活関連情報

串本町は、面積135.7 km²の地域で、和歌山県の南部であり、本州の最南端に位置します。

串本町役場から和歌山市役所までのアクセスは、車の場合「松原那智勝浦線」経由で2時間16分 (142km) でいくことができます。
電車の場合、「串本駅(きのくに線 各停 紀伊田辺行)〜紀伊田辺駅(きのくに線 各停 御坊行)〜御坊駅(きのくに線 各停 和歌山行)〜和歌山駅〜JR和歌山駅(和歌山市内線【25】 <和歌山城前経由>和歌浦口)〜市役所前」経由で4時間2分で行くことができます。

串本町を代表する人気スポットは、串本海中公園(和歌山県串本町有田)です。
ウミガメの餌やり体験や子ガメのタッチング体験など、触れ合いながら海の生物について学ぶことができる水族館です。
また、半潜水型の海中観光船を運行しており、実際に海の中で生きている魚を見るtことができます。
その他にも、日本最古の石造灯台やトルコ軍艦遭難慰霊碑、太地町立くじらの博物館といった海に近い串本町ならではの観光スポットが多くあります。

串本町の医師に関する情報

和歌山県串本町には人口14,959人(2020年国勢調査)が住んでいます。
和歌山県串本町の2015~2020年における人口増減率は-9.66%と減少傾向となっています。
串本町を含む新宮医療圏に位置する地域と人口増減率を比べると、那智勝浦町は-9.85%、太地町は-9.59%、古座川町は-12.24%、北山村は-9.42%、新宮市は-7.36%となっており、串本町の人口減少率は周辺地域と比較すると平均的なエリアと言えます。
ちなみに、全国の人口増減率は-0.75%であるため、串本町の人口減少率は10倍以上と急激に減少が進むエリアであることが推測できます。
次に、和歌山県串本町の高齢化率を調べてみると、46.30%で、串本町に住む約5人に2人以上が65才以上の高齢者であることがわかります。
ちなみに全国の高齢化率は28.00%なので、串本町の高齢化率は高い数値であることがわかります。

では次に、和歌山県串本町の医療施設数をチェックしてみましょう。
調べてみると、病院が3施設(医療法人 芳純会 潮岬病院:180病床、 くしもと町立病院:114病床、 医療法人健佑会 串本有田病院:105病床)、一般診療所数は15施設あることがわかりました。
絶対数だけ見ると医療機関数が少なく感じます。
しかし、人口対比で換算すると印象が変わり、病院・一般診療所数が多い地域であることがわかります。具体的には、和歌山県串本町の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.46に比べ20.05と約3倍以上の数値でした。

次に一般診療所数を人口10万人あたりで換算した数字をチェックすると、全国平均値69.98に対して100.27と約31ポイント高い数値であることがわかりました。(参照元:2022年11月現在の地域内医療機関情報の集計値(人口10万人あたりは、2020年国勢調査総人口で計算))
では、この地域で働く医療従事者数はどのような状況なのでしょうか。
医療従事者数をチェックしてみると、和歌山県串本町に常勤している常勤医師在籍数は31名でした。
この常勤在籍医師数を人口10万人あたりで換算してみると、全国平均医師数253.67人と比べて207.23人と、全国平均値に比べ約46ポイント低い状況でした。
この結果から、和歌山県串本町の常勤医師数は全国平均に比べて医師が不足している地域と言えます。
これらの医療資源に関するデータをまとめると、串本町の医療資源は、病院・一般診療所というハード面で充実している一方で、常勤医指数というソフト面においては不足しているエリアであることわかります。
結果的に、他の地域に比べて医師の募集ニーズは高めの地域と言えるでしょう。
そのため、転職の際に行う条件交渉は医療機関よりも医師の希望の方が優位に進めらる可能性が高いと言えます。

しかし、今後数十年後も医師のニーズ状況が現状のままとは限りません。
そこで、和歌山県串本町の数十年後の医療ニーズの変化についてチェックし、医師の募集ニーズを推測してみましょう。
ここでは医師募集傾向の今後の変化を把握するために、和歌山県串本町の2020年医療需要の実績を100とした場合の需要変動をご紹介します。
データを確認すると、2025年予測では96、2030年は88、2035年は79、2040年では69、2045年予測では60と、2020年に比べて約40ポイントも減少する予想になっていました。
これらの数値から和歌山県串本町の医療ニーズは現状に比べて急激に減少する可能性が高いでしょう。
結果的に、医師の募集ニーズも現状維持は難しく、さらに医師過剰もしくは、今より少ない常勤医指数で対応できる可能性が高いと言えます。

では次に、介護現場における医師募集ニーズの将来推移についてもチェックしてみましょう。
ここでは「介護需要データ」をもとに医師募集ニーズを予想しており、2020年実績を100とした場合のデータをご紹介します。
すると2025年予測では106、2030年は102、2035年は93、2040年では80、2045年予測では70と、2020年に比べて30ポイント減少する予想となっていました。
これらの数値から、和歌山県串本町の介護ニーズも、現状より減少する予想が出ていることから、介護領域の医師の募集ニーズも減ることが予想できるため、転職先としてはあまりお勧めできません。
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