高知県の県庁所在地である高知市は、四国の中南部にある人口約33万8000人の街です。南部は太平洋に面し、ほぼ中央部に湾が入り込む地形で高知の海の玄関口として栄えています。四国太平洋側の中心都市で県内最大の商業地を有し、人口も県の約半数近くが集中しています。太平洋に面した市街地周辺は山々に囲まれ、自然豊かなのどかな風景を呈しています。
市では都市化に伴う共働き世帯の増加や地域における人間関係の希薄化により、家庭教育力の低下や青少年の健全な育成が危ぶまれています。
高知市には市立小学校41校・市立中学校19校があります。市の教育委員会内にある教育研究所では、一宮小学校・潮江南小学校・南海中学校・西部中学校などの研究協力校8校において教育課程や人権教育・教育相談などのテーマを設け研究を進めています。また青少年や保護者のさまざまな悩みや相談に対応する少年相談アシスト119では、夜の9時まで教員経験者や専門家が電話での対応をしています。
市では、将来の町づくりを支える大人に育ってほしい・子ども達を中心にそれぞれの地域で町づくりが活性化してほしいという思いから、市民・企業からの寄付や行政のサポートで「こうちこどもファンド」の活動が行われています。